「ねぇ、笑ったりしないでよ。」
一生懸命がんばっているんだから。
「ねぇ、バカにしたりしないでよ。」
必死でやっているんだから。
「ねぇ、そんなふうにあざ笑わないでよ。」
私だって、人間なんだから。
「ねぇ、きちんと話を聞いてよ。」
私だって、きちんと考えているんだから。
「ねぇ、、、。」
そんな声が届かない、
気持が離れてしまう時が人生にはあって、
もう誰も聞いてくれないその「ねぇ…」という言葉の続きを、
誰にも言えず、
本当はもっと明るく、
「ねぇ、ねぇ聞いてよ、私ね。今日ね。こんことがあったんだよ。」
って、共有したかったはずの沢山の気持ちも、
いまじゃもう聞いてもらえない。
それがたまらなく悲しい…。
悲しみというのは、そんな言葉が、
そんな期待が、そんな気持ちが、声に出来ずに、
溜まっていくこと。
そして、悲しみを癒していくということは、
そんな気持ちや、期待や、手にしたかったこと。
言葉にできずに溜まっていた気持ちを、
少しずつ言葉にしていくことです。
悲しみは、そんな気持ちを感じることが、
スタートライン。
でも、一人では苦しい。
だから、誰かと一緒に感じる。
そう、乗り越えるために。
人に話すということ、感じるということ、
それは乗り越えようとすることです。
きっと乗り越えられます。きっと。
著者プロフィール

- 元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!
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