恋愛で上手くいかなかった時は、

僕たちはこの世の終わりかのように感じ、

さっきまで鮮やかに見えていたこの世界も、

全てが無意味に思え、カラフルな世界が白黒へと変わり、

今まで気にならなった幸せそうな声や、

その表情や、その幸せそうな雰囲気を纏った人を見るだけで、

吐き気がするし、

心臓がだれかにギュッと掴まれているかのように苦しくなりますよね。

 

人生で恋愛はとっても大切だけれど、

だからこそ、それを失った時の衝撃は計り知れないのです。

 

「失恋でどう立ち直ったらいいんですか?」と、

たまに聞かれますが、

僕はいつもこう答えています。

「人それぞれ立ち直るプロセスは違いますから、コツはありません。」って。

 

みんな立ち直るプロセスは勿論違いますから、

一般論的にこれがいいですよとは言えないのです。

 

ただ、今日は敢えて一つだけそのコツをお伝えしようと思います。

 

そのコツとは、「喪に服すること」です。

恋愛は喪失に似ています。

 

今まで一緒にいた人や、いたいと願ってきた人との未来が消えたのです。

そして今まで二人で一人だったのに、

その人の事を思えば頑張れたのに、

その支えが心の中から立ち消えてしまったのです。

 

勿論、お相手は生きているでしょうけれど、

もう以前と同じように過ごす事は出来ないのです。

そういった意味で心の支えであり、

二人で一人だった半身がそがれてしまったような、

それほどの心の痛があるのです。

 

大切な人を亡くした時に、

その人の事を思い喪に服し、心を休めるように、

失恋でも同じように喪に服するように、

すぐに立ち直ろうとなんて考えずに、

沢山ないて、沢山悲しんでゆっくりと心を休めて下さい。

 

誰かが「そろそろ前を向いたら?」と言ってきても、

あなたがしっかりと悼むことが出来るまで、

丁寧に時間をかけてください。

 

あの人といて幸せだったあなた。

あの人のことを思って幸せだったあなた。

あの人といて楽しかったあなた。

あの人いて安心したあなた。

あの人の心の支え感じたあなた。

支えられていたあなた。

 

そんな一つ一つのあなたを思い返して、

沢山泣いてあげて下さい。

きっとそんな一つ一つのあなたに対して、

あなたはきっと幸せな気持ちをもっと味わって欲しいと願って、

沢山の素敵な思い出をもっと沢山作ってあげたかったでしょうし、

あなた自身も本当にお付き合いしたその方に対して思いを向けて来たでしょう。

 

叶わなかったかもしれないけれど、

それだけ好きになれた、

思いを向けれた自分をどうか大切にしてあげて下さい。

 

堂々と後悔を沢山してください。

本当はもっとこうしたかった、

本当はもっとこうして欲しかったし、

あ~したかったし、してほしかった。

本当はこう伝えたかった。

そんな願いや思いを、

沢山感じて下さい。

 

すると、そこには悲しみだけじゃなくて、

もっと温かい気持ちがあることに気づけるはずです。

 

最後に。

失恋したとしても、今は好きでいていいし、

その気持ちを今は持っていてもいいんですよ。

どうか今は、好きになれた自分の気持ちも大切になさってください。

どんな形になったにせよ。

人を好きになれたことはとてもかけがえのないことなんですから。

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!