悲しみを言葉にする。

悲しいという事を悲しいと言える場は、

とっても大切なのです。

そして、その悲しみを心から感じられるその瞬間も

とっても大切なのです。

 

でもその為には、安心できる場や関係が必要です。

「悲しい…。」そう思っても、

そういう場や関係が出来てないと、

素直にそんな気持ちを出す事すらはばかれるからです。

 

僕たちには自分の感情を素直に感じる瞬間や、

素直に表現する時間があまりないのです。

 

悲しんでいたら、

「いつまでも悲しんでないで。」と言葉を掛けられる。

怒っていたら、

「そんなことで怒ってないで。」と言葉を掛けられる。

寂しい時、

「寂しい。」って素直に言葉に出す事もできない。

そして、一人でその寂しさを我慢して、

その寂しさを抱きしめることすら出来ない。

 

僕たちには、素直に自分の気持を感じる

そんな時間が足りないのです。

 

「ずっとお一人で抱えてきたんですか。」

「誰にもその悲しみを話さずに…。大変でしたね。」

そう言葉を掛ける時があります。

 

僕たちは一人で背負い過ぎです。

僕たちは時に我慢しすぎです。

 

悲しい時、

悲しいと言おう。

悲しい時、

その悲しみを感じよう。

 

自分で受け止められない時は、

誰かに受け止めてもらおう。

 

悲しみは感じることで癒えていく、

悲しみはその悲しみと一緒にいることで癒えていきます。

 

誰かに今の気持ちを言葉にすることから始めよう。

誰かに受け止めてもらうところから始めよう。

 

少しの勇気を持って。

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!