怒りは相手にコントロールされている事。

大切な人に傷つけられたりすると、

その怒りは、とても強いものです。

それは、どうでもいい人ではなく、

自分にとっても大切であればあるほど、

強く出るものです。

 

愛が憎しみに変わるというのも同じで、

愛が強ければ強いほどに、

そのダメージは強くなるからこそ、

怒りを通り越して憎しみに変わってしまうのです。

 

カウンセリングをしていても、

振られてしまったことに対してや、

相手に対して怒りを持ち続け、

相手が許せなくなっているという方とお会いすることがあります。

 

怒りを向けることで、その傷ついたことなどに対してやっぱりと反省してほしいし、

謝ってほしいし、悔い改めてほしい気持ちが出てくるのです。

 

でもこういった怒りを持ち続けるということは、

相手に自分の状態をコントロールされていることになってしまいます。

 

相手の行動の一挙手一投足が気になり、

今頃このようなことをしている、

自分だけこんな状態であんまりだ!

なぜあの人だけあんな風にと、

気持ちを向け続け、

怒りを向け続けているわけですから、

離れても尚、相手に自分の感情をコントロールされてしまっていることにもなってしまいます。

 

その為、いつかその怒りを終わりにすることが大切な時期があります。

 

怒りをそれほどまでに相手に向けることが出来るということは、

自分がそれほどまでに大切にしたかったものを相手が大切にしてくれなかったということです。

その大切にしたかったものは、自分の価値観や自分自身であったりするのです。

 

でも、相手にいくらそう願っても残念ながらその願いは叶わないことがありますから、

相手が大切にしてくれなくても、いつか自分でその大切にしたいことを大切にする

そんなことが大切な時が来ます。

 

そんな時は、怒りを手放すタイミングです。

 

誰かに聴いてもらうこともいいでしょう。

でも、その時にきちんと受け止めてもらうことと、

本当はこうして欲しかった、こうしたかったという期待も言葉にすることが大切です。

 

イライラするその怒りの中にある、大切にしたかった、して欲しかったことを言葉にする。

それはとっても大切なことです。

 

怒りを向け続けるのではなく、

怒りを向け、大きな声を出したら、

その奥底にある自分の本当の思いも言葉にする。

 

すると、怒りではなくきっと悲しみが今度は出てきます。

それは、大切にできなかったし、叶わなかったからです。

 

その時は、自分の胸に手を当てて、

叶わなかったかもしれないけれど、

心の底から大切にしたかった気持ちを持地続けてきた

そんな自分にねぎらいの言葉を掛けてあげて下さい。

 

一生懸命だったのですから。

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!