心の卒業式をする。

僕たちの人生の中には節目節目に始業式や卒業式がありましたよね。

20歳になると成人式があったり、あとは結婚式があったりetc.

そう、僕たちの人生には、節目節目にある種の儀式があって、

それを通過することで人って一つ成長していったり、

気持の切り替えが実は出来たりしているのです。

次に進む為には、終らせること。

人はあるタイミングで、

例えば以前の思い出や、

以前にお付き合いしていた彼や彼女や、

以前の自分や、今の環境といったように、

様々なことに区切りをつけるべき時があります。

 

それは、次のステージへと進む為にです。

 

ある一つのことに囚われていた時期に終わりを告げて、

新しい事に関心が向けられるように、

新しく歩みを進められるようにする為には、

やはりこれまで握りしめていた手を緩めて、

手を空にすることが大切なのです。

 

握りしめていた手を放す為に必要なのことは、

握りしめていたものを終わらせることです。

 

 

終わらせ方は人それぞれの形がありますが、

自分の中で「区切り」をつけることがとっても大切なのです。

 

そして、この区切りをつけるといった時に、

僕たちの中でなじみ深いのが「卒業式」なのです。

心の中で卒業式をしよう。

卒業式は、今までの楽しかった生活に終わりをつげ、

これまで一緒に生活していた友だちとも別れを告げ、

まったく新しい生活が始まりを告げてくれます。

 

どんなに戻りたくても、振り返ることはできても、

卒業する前には戻れないですし、やり直すことができないのも卒業式です。

 

以前にお付き合いしていた元彼を忘れたい。

以前の色んな事が出来ていた自分に別れてを告げたい。

以前の思い出にとらわれずに、前に進みたい。

ある人に失望をした…。

といったような時に「心の卒業式」をすることが大切な時があるのです。

 

実際に、ご相談に来てくれた方に、

心の卒業式をしたことがあります。

 

その方には、ずっと期待していたあることを手放す為に、

卒業式をしてもらいました。

 

卒業するとは、別れを告げることです。

でも、この別れを告げるということって、

実はとっても力がいるのです。

 

なぜなら、別れを告げたらもう戻れないからです。

 

どんなに今が苦しくても、

その繋がりがあなたを苦しめているとしても、

そのつながりがなくなるよりは、

苦しみを感じていた方がいいと思ってしまう事だってあるほどです。

 

だから、別れを告げる。

卒業をする。

その為にはとても力がいるのです。

 

でも、だからこそ卒業をする意味があるのです。

なぜかというと、そんなに簡単に別れを告げられるようであれば、

とっくの昔に別れを告げて、卒業していますから。

 

簡単にできないからこそ、取り組む価値があるのです。

 

卒業の仕方は、人それぞれですから、

その方の卒業の仕方はお伝えしませんが、

例えば、、、

・写真を燃やす

・手紙を書く

・感謝を伝える。

・お酒を一杯飲む。

・思い出の写真を整理しながら思いっきり泣く。

・お友だちに○○からの卒業の卒業証書を書いて読んでもらう。

・連絡先を消去する。

・髪を切る。

など、それぞれあなた自身が気持ちに区切りをつけられる方法を選んでくださいね。

どなたにでも合う方法ではありませんが、ここではその一つの方法をご紹介します。

 

椅子を2脚用意します。

1つは自分が座る椅子。

もう一つは、卒業する人を置く椅子です。

用意をしたら、自分の椅子に座り、目の前のもう一つの椅子に、

卒業する人がいるとありありと想像して下さい。

 

どんな表情をしているでしょうか?

どんな姿勢で座っているでしょうか?

出来るだけ具体的にイメージしてみて下さい。

 

イメージが出来たら、

本当は言いたかったけど、言えなかったこと。

例えば、嫌だったこと。

イライラしていたことなどを言葉にだして伝えて下さい。

そして、本当は手にしたかったこと。

思い描いていていたこと(期待していたこと。)を言葉にしてください。

 

そして、「ごめんなさい…。」の言葉の後に、謝りたいことを言葉にしてください。

 

最後に、感謝していることを伝えて下さい。

 

全て伝えることができたら、今後の決意を述べて、

別れを告げて、「さようなら。」と心込めて伝えて下さい。

 

そして、その椅子を反対向きにして、その方に最後のさよならを告げて下さい。

これだけでも、気持がスッキリしますから、取り組んでみて下さいね。

※椅子に座ってみて嫌な感じがしたり、途中で嫌な気持ちになったり、まださよならしたくない!
という気持ちが湧いてきたら、すぐにやめて下さいね。

 

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!