大切な人に振られたり、

酷いことをされると、

僕たちはその相手が許せなくなることがある。

 

だから、たとえ振られたとしても

忘れることが出来ず、

いつまでたってもされたことが忘れられず、

そんな酷いことをした相手が、

今ものうのうと私のことなんて

まるで気にしてないかのように

今を生きていると思うと、

腹がたって仕方がない。

 

そういった方は、案外に多く、

怒りを向け続けることで、

本当に自分が生きたい方向を向く

そのエネルギーがなくなってしまう。

 

だから怒りに支配され、

相手に支配されないように、

怒りを手放すのだ。

 

というのが理想だけれど、

ことはそう簡単にいかないのだ。

なかなか怒りがおさまらないのだ。

 

何をしてても気になる。

その度に腹が立つ。

 

そんな時は、こう考えてみるのもいいかもしれない。

 

怒っているというのは、

自分が困っていることがあるということだ。

 

だから、私は何をそんなに困っているんだろうか?

と自問してみることだ。

 

怒りは困っている自分を守ろうとしてくれている。

怒りは、傷ついたあなたの代わりに怒ってくれている。

怒りは知っているのだ。

あんなにも好きだったことを。

 

だからこそ、あんなにも傷ついたことを。

うちひしがれたことを。

 

だからもうあなたにそんな思いをさせたくないのだ。

だから怒りを向けて、

もう相手があなたにそんな酷い仕打ちをしないように

守ってくれているのだ。

 

だからそんな時は、怒りの声を言葉にし、

その奥にある自分を守ってくれる気持ちを感じることが大切だ。

 

言葉を通して怒りを体から出していき、

その奥にある気持ちに気づく取り組みが大切なのだ。

 

そうやって初めて、自分の心の奥の気持ちに気づいていくのだ。

 

そしてその自分の気持ちを抱きしめて、

大切にしていくことが大切なのだ。

 

考えてもダメな時は、安心安全な場所で、

自分の気持ちを心から出していくということが大切なのだ。

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!