こころの在りか。

こころって、色んな顔を持っているのに、

ある一部の顔だけを自分自身だとそう思ってしまうと、

苦しくなってしまう。

こころって、

嫌だなと感じるこころも、

後悔してしまうこころも、

ましてや、自分の事を嫌いなこころもある。

その反面、自分のことを好きだなと感じるこころも、

友だちと話していて楽しいなって感じるこころも、

映画を見て感動するこころもある。

いろんな側面をこころは持っていて、

その一部分だけを自分だと思うと苦しくなる。

そして、その一部分のみを「私そのもの」だと思うと、

さらに苦しくなる。

後悔を感じるこころも、

悲しんでいるこころも、

怒っているこころも、

希望が持てないと感じているこころも、

あなた自身ではなくて、

あなたのこころの一部分が顔を出しているただそれだけです。

そして苦しんでいる時に顔を出すのは、

あなたに理解して欲しいこころが顔を出すのです。

怒っているこころも、

もっと私を大事にしてよ!っていうメッセージだったり、

こんなひどいことをされて、謝れ!と思うのも、そう。

悲しいと思うのも、

それほど大事だったんだと、乗り越えようとして、

身体が涙を流すんです。

後悔も、

二度と同じようにしちゃダメだよ。

あんな思いはもう嫌でしょ?

次こそは大切にしていこうね。

というメッセージです。

全てのこころは、あなたの一部分であって、

あなたそのものではないんです。

そして、そのあなたの一部分は、

あなたに理解して欲しくて、

あなたに何かをつたえたくて、

顔を出してくる。

みんなあなたが好きなんです。

だけど不器用だから、

そのこころたちは、

同じことを繰り返す事でしか、

その思いをつたえられなかったり、

起こることでしか、悲しむことでしか、

伝えられなかったりするのです。

だから、そのいろんなこころたちの言い分を、

あなたが大切な人の話を聞くように、

あなたが誰かにわかって欲しいと思う時に、

聞いて欲しい聞き方で、

そっとよりそって聞いてみる。

すると、こころは落ち着いてほっとしてくれます。

あなたは、苦しみそのものでも、

悲しみそのものでも、

怒りそのものでもない。

あなたはもっとそれ以上の存在ですから。

著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。現在はカウンセリングをしつつ、講師としも、毎週(土)講義を行ってる。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってもらうべく、日々奮闘中。理想への道のりはまだまだ長い!